FXのチャートパターンの一つである「三角持ち合い」。
これを攻略するために様々な手法や考えがありますが、今回は初心者の方でもすぐ使える圧倒的にシンプルな方法をご紹介します。
チャート図でより分かりやすくなっているので、ぜひ最後までご覧ください。
三角持ち合いとは?


相場のこういった形を「三角持ち合い」といいます。特徴としては、相場がどんどん狭まっていき、方向感がなくなっていきます。
買いと売りの力が非常に拮抗している状態のときに起こり、だましの動きが多くなってくる非常に厄介な形です。
三角持ち合いの見つけ方【チャート図】

三角持ち合いは、色々呼び方に種類がありますがそんなに難しく考える必要はありません。
チャートの右に行くにつれて、幅が狭まってきたら上下でラインを引いて見つけていきます。
三角持ち合いでの注意点
三角持ち合いを発見した際の注意点をご紹介します。初心者の方に、特にお伝えしたい考えです。
ブレイク手法はおすすめしない
よく効果のある手法としてあるのが、三角持ち合いのライン抜けのブレイク手法です。
ブレイク手法の利点は、成功すれば大きく利益を伸ばせる点にあります。
しかし、三角持ち合いでのブレイク手法を成功させるのは、難しすぎると感じています。理由は、そもそも「ブレイクするタイミング」を見つけるのが至難の技だからです。
買い売りの力が拮抗している相場なので、レンジを抜けたと思ってもまた戻してくることが頻繁に起こります。ですので、手固く勝ちたいのであれば、ブレイク手法はおすすめできません。
そもそも手を出すべきでない
ブレイク手法は難しいと言いましたが、そもそも三角持ち合いを見つけたら手を出さないことをおすすめします。
先にも説明した通り、三角持ち合いは買い売りの力が拮抗した相場です。つまり、方向感が無い状態なのです。
個人的にその状態でのエントリーは、ほぼギャンブルであると感じています。
では三角持ち合いを見つけたらどうすれば良いのでしょうか?
三角持ち合いの勝負がついてからが吉
攻略法はただ一つ。それは三角持ち合いの終わりを待ち、方向感が出てきたとこの押し(戻り)でエントリーすることです。
三角持ち合いが終わったということは方向感に勝負がついたということ。その流れに乗ってトレードしていきます。
チャート図を用いて、三角持ち合いの上抜け時、下抜け時を見ていきます。
三角持ち合いを上抜けての押目【チャート図】

三角持ち合いが終わり、上に抜けていきました。
三角持ち合いで取引するのでなく、このように三角持ち合いが終わって流れが出てから取引しましょう。
この相場では、上昇の押しが前回高値を抵抗体として意識しているように見えました。高値安値をサポレジとして発見できると、トレード根拠が増えて自信をもって取引できるようになります。
三角持ち合いを下抜けての戻り目【チャート図】

三角持ち合いが終わり、ラインを下抜けたパターンになります。この場合は、明確に安値を下抜けてからの戻りでエントリーです。2つ矢印をつけましたが、お好みでのエントリーになります。
この画像では、ブレイク手法の危険性も分かるよう「※ブレイク危険」をつけておきました。三角持ち合いでのブレイク手法を狙うと、このような「抜けたと思ったら戻してくる」ことがよく起こります。
損切りを多用する原因にもなるので、明確に流れが出てからのエントリーをおすすめします。
まとめ
今回は三角持ち合いについて、図でシンプルに解説していきました。三角持ち合いでのトレードは、初心者の方や慣れていない方にはおすすめしません。
もちろん相場把握に慣れてくれば、三角持ち合いでのブレイク手法など試してよいかもしれませんが、まずは三角持ち合いでは取引しないことを心がけてみてください。
参考になれば幸いです。
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