【FX】エリオット波動の正しい数え方とおすすめの使い方をご紹介!

FXテクニカル分析

エリオット波動はFXのテクニカル分析において使われる理論です。

テクニカル分析を勉強している方は、エリオット波動はどこを波と捉えるのか、どうやって数えるのか悩まれた方も多いと思います。

今回はエリオット波動の波の数え方、エリオット波動の使い方についてまとめていきます。

エリオット波動とは?

エリオット波動は、ラルフ・ネルソン・エリオットが考案したテクニカル分析の理論です。

ダウ理論から派生した理論であり、似ている部分もあります。

最も特徴的なのはチャートを波としてとらえ、数えることです。波を数えることで、どこで上昇・下降が起こるのか、またトレンドの終わりなどを予測することが出来ます。

相場を分析する上でかなり役立つ理論ですが、波の正確な数え方や相場の様子が把握できなければ効果が出にくいです。

こちらはダウ理論についての記事になります。参考にお願いします。

エリオット波動の数え方

エリオット波動が難しい・使えないと感じる理由は、正確な数え方が出来ていないからです。特にエリオット波動に慣れていない方は、チャートの至るところに波が見えてしまうので尚更です。

まずは、エリオット波動の波の特徴についてそれぞれ把握しましょう。

エリオット波動第1波とその特徴

ほぼ気づかない波です。なぜなら第1波はエリオット波動の第2波が見えてから、後付けで定義される波だからです。

エリオット波動第2波とその特徴

ここからエリオット波動かもと推測できるようになります。

第1波の押目・戻り目であり、最も勢いのある3波への調整の波でもあります。

形の特徴としては、方向感がなかったり形が汚いことが多いです。ここの形を見極めることがエリオット波動攻略のカギになります。

エリオット波動第3波とその特徴

最も勢いがあり、伸びる波になります。エントリーはここを狙っていくのがおすすめです。

エリオット波動第4波とその特徴

第3波語、勢いが落ちて調整の波となります。第2波同様、形が崩れることが多いです。

第4波の終わりの位置と第2波の始まりの位置が重なることがあります。

エリオット波動第5波とその特徴

第5波も第3波と同様勢いがありますが、相場状況によってそれほど伸びない場合もあります。

トレンドの終わりと見ることもでき、第5波が終了後はトレンド転換・レンジ相場・ノントレンドになることが多いです。

どの波が重要か?

利益を出すためには、第3・5波を狙う必要があります。なので、調整の2・4波の動きを見ていくことが重要になります。

正しく数えるためのコツ

エリオット波動を正しく数えるコツは

・波の幅が均等

・最高・最低点から数え始める

・誰が見ても分かりやすい形

これらを意識するだけで、エリオット波動を効果的に使えるようになります。

エリオット波動の使い方(環境認識)

環境認識で、どのようにエリオット波動を使っていくのか説明していきます。

こちらの記事で環境認識についてまとめました。参考にお願いします。

第3波・第5波を狙う

第1波、第2波を見つけたら、第3波が来ることが予測できます。第5波も同じくです。

トレンドが発生している状態なので、ダウ理論と合わせて考えるとより分かりやすくなります。

トレンドの終わりを予測

第5波が終われば、トレンドの終わりと見ることができるので次の相場状況に備えることができます。

まだトレンドが続くと考え、新たにエントリーをしてしまうと損失につながる可能性もあります。勢いが落ちてきたと感じたら、静観に徹するようにしましょう。

エリオット波動の使い方(エントリータイミング)

環境認識だけでなく、エリオット波動はエントリータイミングを図るのにも使えます。

上位足の押目・戻り目の形成を狙う

上位足の押目・戻り目の形成にエリオット波動が見られればチャンスです。次の実践のところで詳しく見ていきます。

下位足の直線の押目・戻り目を狙う

チャートパターンはフラクタルなので、上位足だけでなく5mや1mでも同じ形を発見できます。

働きは上位足と同じなので、しっかり狙っていきましょう。

上の画像は5mの画像です。

上昇後、押目の形成に下降のエリオット波動が見られます。

第5波の終わりを狙うも良いですし、下の山3つを見つけてからエントリーするのもありです。

エリオット波動の実践(画像で説明)

環境認識からエリオット波動を使ったエントリーまでを、画像で見ていきます。(縦赤ラインは同じ場所を示しています。)

1h

上昇トレンドです。上昇の押目・エリオット波動の第4波といったところです。

第4波では5mの形がどうなっているのか見ていきます。

5m

1hの第4波を拡大して5mで見てみると、下降のエリオット波動のように見えます。

第5波が終わったので、タイミングを見て買いのエントリーができれば良いです。

売りパターンも見ていきましょう。

1h

押し安値を下抜けて、下降トレンドへと切り替わりました。

おすすめトレードは、トレンドの押目・戻り目でのエントリーなのでここがチャンスになります。

押し安値の考えは下の記事で触れていますので、参考にお願いします。

5m

1hの第2波を5mで拡大してみると、上昇のエリオット波動で戻り目を作っていることが分かります。

第5波が終わったとこからエントリーしても良いですし、三尊天井を確認してからエントリーでも良いです。

まとめ

エリオット波動は正しく使うことができれば、環境認識でもエントリーにも使うことができます。

最初は見つけにくいですが、勉強して見つけられるようにしていきましょう。

こちらの記事でFXの勉強について書いています。ご参考にどうぞ。


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